top of page

 特定技能 原発で受け入れ  福島第一と柏崎刈羽 

 技能実習は不可

 福島第一原発では、東電や協力企業数10社の従業員が1日平均約4千人働いている。外国人は協力会社と雇用契約を結び、東電は発注元として労務を管理している。

 福島第一は技能実習生が施設内の建設作業に従事していたことが18年に発覚した。廃炉作業への技能実習生の受け入れは認められていないため、東電は雇用先の協力企業に是正を求めた。

 特定技能は可

 東京電力ホールディングスは19年4月18日、福島第一の廃炉作業と、再稼働を目指す柏崎刈羽(新潟)の工事で、「特定技能」外国人を受け入れると発表した。

 廃炉作業に関連する「建設」「電気・電子情報関連産業」が中心となる。線量計の携帯が必要な放射線管理区域では、放射線や作業手順に関する正しい理解が必要で、日本語での指示を正確に理解できる能力が必要とされる。また、事務棟などで働く「ビルクリーニング」「外食業」も受け入れる。

 「特定技能」外国人は協力会社と雇用契約を結ぶ。東電は発注元としての管理する。

 建設業界では人手不足が深刻で、大手電力や建設会社は作業員の確保に苦労しており、全国の原発に波及する可能性がある。

    「建設」が中心 「電気・電子」「ビル」「外食」でも 

bottom of page