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 特定技能 試験  介護はマニラ 宿泊と外食は国内i

 外国人材の就労を拡大する改正出入国管理法が19年4月1日に施行され、新たな在留資格「特定技能」の運用が始まった。

 介   護

 第1回は19年4月13日(土)~14日(日)にフィリピンのマニラで実施された。125人が申し込み、113人が受験した。

 介護技能評価試験は①学科(介護の基本10問、こころとからだのしくみ6問、コミュニケーション技術4問、生活支援技術20問、小計40問)、②実技5問、の計45問60分。

 介護日本語評価試験は介護のことば5問、介護の会話・声かけ5問、介護の文書5問、の計15問30分。他にN4または国際交流基金日本語基礎テストに合格する必要がある。 
 第2回=5月25日(土)~27日(月)、
第3回=6月15日(土)~16日(日)、第4回=6月22日(土)~24日(月)もマニラで実施される。

 介護の人材は最初の5年間で6万人が見込まれている。ベトナムでの試験も予定されているが、日本とベトナムの両政府による悪質ブローカー排除の覚書が締結されていないため、日程が決まらない。

 厚生労働省がサンプル問題を公表している。⇒ 介護技能評価試験 介護日本語評価試験 

 宿   泊

 技能測定試験は旅館・ホテル業の4団体が設立した「一般社団法人宿泊業技能試験センター」が実施する。出題範囲は「フロント業務」「接客業務」「レストラン・サービス業務」「広報・企画業務」「安全衛生・その他基礎知識」の5分野で、筆記試験(○×の選択式で30問)と実技試験(5人程度のグループに分かれた口答試験)を課す。

 第1回は19年4月14日に実施された。札幌80人、仙台80人、東京220人、名古屋100人、大阪100人、広島80人、福岡100人、計760人の受験定員に対し、761人が申し込み、391人が受験した。5月25日に合格発表があった。

 「特定技能1号」の在留資格の取得には技能測定試験に加えて、日本語能力として「国際交流基金日本語基礎テスト」または日本語能力試験(N4以上)での合格が必要となる。

 今のところ、受験者の多くは日本のホテルなどでアルバイト経験のある留学生が多い。合格後は改めて雇用契約を結び、「特定技能1号」としての資格を申請する。 

 今後は毎年国内2回、海外2回の試験が予定されている。ベトナムでの試験が予定されているが、日本とベトナムの両政府による悪質ブローカー排除の覚書が締結されていないため、日程が決まらない。

 地方での深刻な人手不足の解消、訪日客の増加が期待されている。

 外   食

 一般社団法人日本フードサービス協会(JF)が設立した一般社団法人外国人食品産業技能評価機構が実施する。

 「衛生管理」「飲食物調理」「接客全般」についての知識、判断能力、計画立案能力(簡単な計算能力を含む)を測定する。すべての科目を受験することが必要だが、受験者の選択により、配点に傾斜配分を受けることも可能。

 第1回19年4月に実施され、25日(東京170人、大阪168人)、26日(法人申込み122人)、計460人が受験した。347人が合格した(75.4%)。

 第2回19年6月に実施される。

 24日(月)札幌・仙台・岡山 27日(木)東京・名古屋・大阪 28日(金)東京・名古屋・福岡

 第2回国内試験案内 

 今後は毎年国内2回、海外2回の試験が予定されている。ベトナムでの試験が予定されているが、悪質ブローカー排除のための覚書が締結されていないため、日程が決まらない。

 JFがテキストを公表している。⇒接客全般(日本語 ベトナム語) 飲食物調理(日本語 ベトナム語) 衛生管理(日本語 ベトナム語)

​      将来の人材として期待  ベトナムは調整中i

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